IT系でも非IT系でも必読【書籍紹介】教養としてのコンピュータサイエンス

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1.はじめに -情報化社会で暮らす現代人-

 こんにちは。かじです。

 今回はブライアン・カーニハン著『教養としてのコンピューターサイエンス講義 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識』の書籍紹介をします。

 今僕たちが生きている21世紀はインターネットやスマホが普及し、デジタルデバイスは生活に欠かせないものになりました。それら全ては種類は千差万別ながらコンピュータの発展によるものです。今やパソコンだけでなく、スマホも家電もコンピュータを搭載しインターネットへ接続することによって、私たちに便利で快適な生活をもたらしています。

 しかし、そのコンピュータやインターネットへの容易さ故、コンピュータやインターネットの仕組み、それに潜む危険性についての理解がおざなりになっているなと感じる側面も少なくありません。

 世間ではDXブーム、Chat-GPTなどの生成AIブームが起きています。DXは一見、何でも簡単に自動化できるようにも思えますが、コンピュータは言われたことを正確に実行することしかできません。生成AIも著作権や情報の正確さや、個人情報保護の問題など、魔法のように感じる技術でも危険性が潜んでいます。

 デジタルに馴染みのある世代だからこそ、抵抗感なく試すことができる反面、足元のことに目を向ける機会が少ないことは否めません。

2.プログラミングをする上でのコンピュータサイエンス

 プログラミングについても同様です。プログラミングは昔に比べてかなり取っ付きやすくなったと言われています。マシンの性能が上がり、高級言語が登場し、クラウドの登場によってサービスの公開が容易になったことなどが理由として挙げられます。

 自分自身もそうでしたが、プログラミングの上辺の理解だけで、技術的にも伸び悩んでいました。それは、そもそもネットワークやハード、OSへの理解が少ないために、調べられる範囲も少ないことに起因していると考えています。

 僕のような学生時代、専攻が情報系ではなかった方でエンジニアになった方では、同じような悩みの方も多いのではないでしょうか。

 本書ではハードウェア、ソフトウェアの観点からコンピュータとは何かを紐解き、情報化社会である現代の抱えている危険性や問題点を学ぶことのできる一冊です。

 何となく、コンピュータと接している。何となく、プログラムを書いている。IT系、非IT系関係なく、現代を生きる上で必須の教養となるコンピューターサイエンスをこの一冊で学んでみてはいかがでしょうか。

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