IPアドレスについて理解しよう【インターネット基礎】

Programming

1.はじめに – IPアドレスとは

こんにちは。かじです。今回はIPアドレスについて解説したいと思います。

 IPアドレスとは、それぞれのデバイスを識別するためのネットワーク上の住所になります。

 皆さんがWebブラウザを使用する時、サーバーのIPアドレスを指定してリクエストを送信し、サーバーはレスポンスをクライアントのIPアドレスを指定してレスポンスを返すことで、Webの仕組みを実現することができているのです。

 このようにIPアドレスは通信する相手を特定するために、必要な情報なのです。

2.IPアドレスの特徴

 住所ということは他のデバイスとはネットワーク上で重複しません。

 現在主流のIPv4というIPアドレスの規格では、32ビットの整数値を8ビットずつ4つの組に分けて、10進数で表示します。

 例:255.255.255.255

3.パブリックIPアドレスとプライベートIPアドレス

 IPアドレスにはパブリックIPアドレスとプライベートIPアドレスがあります。

 パブリックIPアドレスとはインターネットに接続する際に使用するIPアドレスになります。世界で一意である必要があります。一意であるためには何らかの組織がが管理する必要があります。実際にはパブリックIPアドレスをICANNが管理して、プロバイダーやサーバー事業者から僕たちはIPアドレスを貸し出されることによって使用することができます。

 プライベートIPアドレスは、社内LANなどのプライベートなネットワーク上で使用されるIPアドレスになります。限られた人しか使用しないネットワークで一意であればいいので、下記の3つの範囲であれば自由に決めることができます。

  ・10.0.0.0〜10.255.255.255

  ・172.16.0.0〜172.31.255.255

  ・192.168.0.0〜192.168.255.255

 ただ、実際にはLANに繋ぐ際などパソコンが自動で割り当てるのであまり僕たちが意識することはありません。

4.ネットワーク部とホスト部

 IPアドレスにはネットワークに所属しているかを識別するネットワーク部とネットワーク内で個々のコンピュータを識別するホスト部に分けられます。

 ネットワーク部は住所でいうところの東京都、北海道というようにどの都道府県に所属しているかのようにどのネットワークに所属しているかを表し、ホスト部はさらに細かい何丁目何番地を表しているというイメージです。

 ただ、IPアドレスは32ビットの整数値であり、どこからどこまでがネットワーク部、ホスト部かは分かりません。ネットワーク部とホスト部を見分ける方法には、CIDR表記とサブネットマスク表記があります。

 CIDR表記は/24などIPアドレスの後ろに表示し、先頭から何ビットがネットワーク部かを表示します。

 サブネットマスク表記は、IPアドレスのネットワーク部を1で表し、ホスト部を0で表し、それを10進数に直す表記方法です。

 ネットワークの知識はインフラを構成する上で大切な知識なので、ぜひマスターしていただければと思います。

 今回はここまでになります。最後まで閲覧くださりありがとうございました。

– 画像出展元 –

Web illustrations by Storyset

タイトルとURLをコピーしました