RDSのコスト計算ちょっとややこしい問題【AWS/IOPS】

AWS

こんにちは。かじです。

こんかいはRDSの課金額について解説したいと思います。

最近料金のAWS全般の見積りを行うようになって、ちょっとRDSの利用料金について詰まったところがあったので、そこについて詳しくみていけたらと思います。

RDSの利用料金の構成

まず、RDSは下記の料金から構成されます。

・インスタンスタイプによる料金計算

・ストレージオプションによる料金計算

・バックアップ料金

・スナップショットの料金

※使う人が多い訳ではないと思うので、Amazon RDS on Outposts やAmazon RDS 延長サポートに関しては除いています。

上記の料金はMySQLやPostgreSQLなどDBエンジンによって異なるという前提になります。

次にそれぞれについて見てみましょう。

インスタンスタイプによる料金計算

まずは、インスタンスタイプによる料金計算についてです。

インスタンスタイプには二つの分類があります。

・オンデマンドインスタンス:使用時間分を定価で支払うインスタンス

・リザーブドインスタンス:長期的に使用することを前提に割引が適用されるインスタンス。

定価か割引が適用されるかの違いはありますが、どちらも使用時間分の課金が行われると考えて問題ありません。

また、時間あたりの料金はDBインスタンスクラスや冗長性を考慮したAZ構成、使用するリージョンによって異なります。

とりあえずここでは、利用時間分インスタンスクラスの料金がかかるということを踏まえていただけるといいかと思います。

ストレージオプションによる料金計算

次にストレージオプションによる料金計算についてです。

まず、ストレージオプションには3種類あります。

・汎用SSD:名前の通り普通のSSD

・プロビジョンドIOPS SSD:プロビジョンドなIOPSを提供するSSD。下で詳しく説明します。

・マグネティックSSD:上記二つの下位互換的なSSDで、比較的安価な分制約がある。

ストレージオプションには、インスタンス作成時に確保するストレージ容量による課金と、プロビジョンドIOPSに対する課金があります。

下記のような汎用SSDであれば、100GBのストレージ容量であれば、13.8ドル課金されることになります。

プロビジョンドIOPSとは

まず、IOPSとは、Input Output Per Secondの略で1秒あたりの入出力回数から性能を測る指数です。そして、プロビジョンドIOPSというのは、IOPSの性能を保証するということです。IOPSが5000だったら、1秒間に5000回の入出力できる性能をRDSが保証することになります。

プロビジョンドIOPSには性能を保証していた期間に対して課金がされます。

30日間5000IOPS保証していたら、750ドルになり、これが15日間5000IOPSの保証だけだったら半分の375ドルとなります。

ここら辺が少し、ややこしい。月当たりの性能という概念がなかなか理解できませんでした。

因みにこのIOPS保証型のストレージタイプは、プロビジョンドIOPS SSDだけで設定できるかと思いきや、汎用SSDのgp3でも設定できるとのこと。

これが尚更ややこしくしてる気がします。

バックアップ料金とスナップショット料金

バックアップ料金は起動しているインスタンスの容量分であれば、コストはかかりません。

インスタンスがなくなった後のコストは保存している容量に対して課金されます。

スナップショットは、DBのデータをS3にエクスポートすることでかかる費用になり、エクスポートするデータ容量に対して、課金がされます。

バックアップとスナップショットが混同してしまうかもしれません。通常運用であれば、バックアップには課金がされないことを留意しておけば問題はないかと思います。

まとめ

RDSのコストの料金体系をまとめてみました。深く調べてみるとインフラに関する理解が深まり、新しい発見があります。是非分からないことがある場合は一度立ち止まってきちんと調べて自分の知識になるまで落とし込むといいと思います。

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