EC2のインスタンス購入オプションをまとめる【AWS】

AWS

こんにちは。かじです。今回はEC2インスタンスの購入オプションについてまとめていきたいと思います。

AWSのクラウドコンピューティングサービスであるEC2インスタンスですが、料金体系は、色々と合って分かりにくかったので、簡単にまとめてみたいと思います。

オンデマンドインスタンス

一番ノーマルなインスタンスの料金プランです。使用した分課金されるというのが特徴で、割引などはありませんが、利用時間に応じて課金されます。特に設定をしなければ、オンデマンドインスタンスを使用することになります。

リザーブドインスタンス

続いてリザーブドインスタンスです。「長い間使うって言ってくれれば割引するよ」というインスタンスです。

リザーブドインスタンスは、あらかじめインスタンスファミリーと契約台数、契約年数を決めることで、利用料金が割引されて使用することができます。支払方法についても全額前払い、一部前払い、前払いなしから選ぶことができます。契約期間と支払い方法によって割引額が変動します。

また、月々の範囲内であれば、使用時間をインスタンスに応じて、按分することもできます。例えば、1台分のEC2インスタンスのリザーブドインスタンスを購入したとします。毎日8時から20時の12時間インスタンスを起動するとすると月の内半分程度の時間は余ります。それをもう一台インスタンスを起動して、余った分の時間をもう一台のインスタンスに適用させることも可能です。

スポットインスタンス

続いてスポットインスタンスです。こちらは、「残り物割引セール」のイメージのインスタンスです。

AWSのハードウェアなどのリソースは有限です。しかし、出来る限り使ってもらった方がAWSとしても利用料金が発生するので、嬉しいです。

そこで、データセンターの中で余ったリソースを割り引いて使用してもらうのが、スポットインスタンスです。

こちらは利用者の入札価格が需給によって決められるスポット価格を上回った場合のみ使用でき、反対の場合、すなわちスポット価格が入札価格を上回っている時はEC2を使用できなくなってしまいます。

テスト環境や開発環境など、常時稼働する必要がない時、稼働時間を担保しなくてもいい場合に使用がおすすめです。

Savings Plan

次に、Savings Planです。Savings Plansは、あらかじめ、「この期間に、1時間あたり1ドルで使用する」と宣言することで、割引を充ててもらえるプランになります。リザーブドインスタンスに比べて割引率が高く適用されます。

ハードウェア占有インスタンス

こちらは、AWSのハードウェアを他の利用者と隔離する場合に使用します。

居酒屋で話を聞かれたくないから、個室を使用するようなイメージの購入オプションです。コンプライアンス上他の利用者とは分離する必要がある場合に使用します。そのため、オンデマンドインスタンスより割高です。

専用ホスト

最後に専用ホストです。こちらは、ハードウェアを他の利用者から分離するだけでなく、AWS内のどのハードウェアを使用するかまで、指定することができます。これによって物理ホスト単位で指定が必要なライセンスを使用することができます。

こちらは、個室を使用する場合でも、必ず同じ個室を使用することができる常連さんくらいのイメージで考えておけばいいかなと思います。

無料利用枠がない場合に、個人でEC2で勉強する分には、スポットインスタンスを使用するのが安いので、使用してみようと思いました。

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