こんにちは。かじです。
今回はEC2で使えるストレージサービスについてまとめてみたいと思います。
EBSボリューム
まずはEBSボリュームです。EC2のストレージと言われたら、EBSを想像することが多いのではないでしょうか。
EC2に対してローカルストレージとしてアタッチすることで使用することが可能です。一つのEC2に複数アタッチすることができるので、足りなくなったら追加することも可能です。
一方で、一つのEBSボリュームを複数のEC2にアタッチすることができないのでファイルの共有などには向いてはいません。
料金としてはディスクに割り当てられている確保しているボリュームの容量あたりの値段がかかります。
また、スナップショットの保存にも保存料金がかかります。
インスタンスストア
EC2に内蔵されているローカルストレージです。
全てのEC2インスタンスに付随するしている訳ではなく、インスタンファミリーによって付随するもの、付随しないものがあります。付随するものと付随しないものを選べるインスタンスファミリーもありますが、料金は付随しているインスタンスファミリーの方が割高となっております。
インスタンスへの利用料は発生しますが、インスタンスストアへの利用料金は発生しません。
しかし、インスタンスストアには揮発性という特徴があり、インスタンスストアに保存されたデータはインスタンスが停止すると削除されてしまいます。そのため、インスタンスストアに保存されたデータを永続させたい場合はインスタンスが稼働している間にAMIに保管しておく必要があります。
S3
次にS3です。安価で耐久性の高いオブジェクトストレージサービスとなっております。
S3の場合は他のストレージサービスとは異なり、VPC内に作成したりEC2にアタッチしたりということをしない、AWSのグローバルサービスです。
S3はストレージサービスですが、、簡単な静的なWebサイトのホスティングに使用することや、AWSリソースのログの収集にも使用することができ幅広い用途で使用することができますし、使用頻度が低いデータはS3 Glacierに移行することで、保存料金を抑えることなどもできます。
また、収集したログはAthenaを使用することでSQL検索をすることもできます。
EFS(Elastic File System)
続いてEFS(Elastic File System)です。Linux系のインスタンスにアタッチすることができるファイルシステムです。
ファイルシステムは自動で拡張、縮小するため、ファイル容量の指定は不要です。
こちらは、一つのファイルシステムに対して複数のEC2をアタッチすることができるので、ファイルを共有したい場合などにも向いています。
また、複数のアベイラビリティゾーンにまたがってファイルが保存されるため、冗長性もあります。
利用料金は使用した容量に対してのみ課金され、通信量などの課金はありません。
要件でS3に保存できない場合に使用することができます。
今回はEC2で使用することができるストレージサービスについてまとめました。皆さんの参考になりましたら幸いです。ありがとうございました。