こんにちは。かじです。
今回はAWSのVPCピアリング(VPCピア接続)について解説していきたいと思います。
VPC同士をネットワークで繋ぎたい
各VPCはそれぞれ独立したネットワークになり、設定を何もしない状態では、互いに通信することはできません。
しかし、要件的にVPC間でどうしても通信したいということが発生するかもしれません。
例えば、それぞれ別のシステムとして構築したシステムAとシステムBがあったとします。しかし、システムAでシステムBの機能を使用する必要が生じたというような場面です。
このような場面で使用するのがVPCピアリングになります。
VPCピアリングによって、互いに通信することのできなかったVPC同士が接続することを可能にします。
VPCピアリングのルーティング
VPCピアリングでは、同じアカウント内で同じリージョン内の異なるVPCによる接続は勿論のこと、異なるアカウントのCPC間でも、異なるリージョンのVPC間でも接続することができます。
VPCピアリングによってVPCを接続した後は、それぞれのVPCのルートテーブルに、接続先のVPCへのルーティングを登録する必要があります。
また、一つのVPC(VPC Aとします)が異なる2つのVPC(VPC BとCとします)と接続されている場合、接続されている2つのVPC(VPC BとC)は互いに通信することはできません。その場合は、2つのVPC(VPC BとC)を明示的に接続する必要があります。
今回はここまでになります。ご精読いただきありがとうございました。