インフラ学習の難点
こんにちは。かじです。
今回はAWSのオススメの学習方法を解説します。
インフラについて学習したいなと思った際に、1番の難点は個人で勉強しにくいということではないでしょうか。
ネットワークを構築して、サーバーとなるハードウェアを用意してということをやるとなると学習するのに数万円、かかってしまいます。
そうなると机上で概念や理屈を勉強してても何か実際に手を動かさないので、なかなか頭に入りにくいこともあるでしょう。
そうやってインフラを構築せずにレンタルサーバーを使ってみるものの、良くも悪くも誰でもホームページを作成できてしまうので、上辺の知識だけ身に付いて、本質的な知識は身に付きにくいという難点があります。
それならば、クラウドでインフラの勉強をすれば良い
そんなこんなで、インフラに対して少し苦手意識があるが故にクラウドの学習に踏み出せないみたいなこともあると思います。
逆説的ですが、そんな人こそクラウドの学習をすべきです。全てクラウド上で仮想サーバ、仮想ネットワークを構築することができるので、ハードウェアを用意する必要なく、無料利用枠を合わせて使用することで、費用を抑えて学習を始めることができます。
クラウドを学習することで、ネットワークの概念、インターネットおよびWEBの仕組みなどを学習することができます。
どのクラウドサービスを選ぶべきか
そうすると国内外併せて様々なクラウド業者がありますが、どのクラウドで学習すればいいのかと疑問を持たれるかと思います。
結論から申しますとAWS一択でいいと思います。理由は、国内シェア率が高いからです。クラウド自体に慣れてきたら、利用用途や要望に合わせたクラウドサービスを選定すれば良いですが、取り敢えず最初はシェア率の高いAWSを選ぶのがいいでしょう。国内シェア率が高いことのメリットは二つあります。
一つ目は教材、ドキュメントが多くあること。公式ドキュメントは不親切だったり、分かりづらいことが多いです。インフラ初学者が一から勉強する上で公式ドキュメントだけでやり切るのは至難の業でしょう。
そこで使用するのが書籍や動画などの教材であり、多くのデベロッパーが書いているブログです。これがシェア率が低い技術を選定した場合、情報が少ない中でやりくりする必要があります。基本が身に付いてくれば解決することができるかもしれませんが、最初から茨の道を選ぶ必要はないでしょう。
次にシェア率が高いので環境でAWSを使用しているプロジェクトに当たる確率が高いでという点です。
勿論AWS勉強しているからといってすぐにインフラ責任者になるということはあり得ませんし、インフラの設定を任されるということもありません。
ただ、サーバーサイドエンジニアであれ、フロントエンドエンジニアであれ、インフラエンジニアであれ、使用しているインフラサービスへの理解があった方がいいことは間違いありません。各サービスへの理解を深める事で実装だけではなく設計面からシステム全体を考えることができ、自分自身のスキルアップが加速すると考えます。
その点から現場で使用されている技術を勉強することが大切になり、どのクラウドサービスを使用するか悩んでいる人は、取り敢えずAWSを選んでおけば母数の点から間違いないと言えると思います。
また、AWSを学びマネージドサービスを使用したアーキテクチャ、そしてサーバレスアーキテクチャと段階的に学ぶことで、他のクラウドサービスへのキャッチアップも早くなると言われています。
取り敢えずサーバーを構築してみよう
それでは、どうやって学習するのがいいのでしょうか。
それは手を動かして学習する、具体的には実際にクラウド上にサーバーを構築することです。本を読む、資格試験の勉強で学習するというのは、悪くはないと思いますが、それだけでは、理論だけの学習になってしまい、実際に使える知識や技術としては身に付ききにくくなります。やはり実際にサーバーを構築すると吸収するスピードが格段に変わります。
ここで肝心な事は理屈が分かり手を動かせるようになるということです。プログラミングなどのIT系の学習としてサンプルをそのまま使えば動いてしまうというのが、良いところでもあり悪いところでもあります。
AWSオススメの教材2選
AWSではじめるインフラ構築入門 第2版 安全で堅牢な本番環境のつくり方
まずは、書籍です。こちらの本は実際にAWSでインフラの構築を学ぶことができます。
AWSの各サービスの説明も丁寧で動かせるだけでなくAWSのサービスの関係などが分かりやすく説明をしてくれます。
AWSではじめるインフラ構築入門 第2版 安全で堅牢な本番環境のつくり方
AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
続いてUdemyの動画教材になります。山浦清人さんの講座はAWSアカウントの作成からWordPressの作成までを行います。
AWSだけでなくWEBシステムのインフラに関する説明も丁寧で、クラウドだけでなくWEBの仕組みについても学ぶことができます。