今回は、DockerイメージとDockerfilleについて解説していきます。
Dockerイメージとは
DockerイメージとはDockerコンテナを動作させるための、テンプレートになります。
Dockerのコンテナを動作させるためにOSやアプリケーションなどが必要になりますが、Dockerイメージにはそれらが含まれています。
Docker Hubからダウンロードすることで人が作成したイメージファイルをダウンロードすることができます。
また、イメージビルド時に、コマンドの使用などを行い、イメージをカスタマイズしたいといった要望があるかと思いますが、その際は、Dockerfileで自分で作成することができます。
Dockerfileのコマンド
Dockerfileはコマンドは以下のものを組み合わせて作成し、Dockerfileを共有することで他の人と同じ環境を使用することができます。
・FROM
ベースイメージの指定をします。必須の項目になります。
・RUN
イメージ作成時に実行する、パッケージインストール、ファイルコピー、変更などのコマンドを指定します。
・ADD
ローカルの指定したファイル・ディレクトリをコンテナ内にコピー追加します。tarファイルは自動解凍します。
・COPY
ローカルの指定したファイル・ディレクトリをコンテナ内にコピー追加する。tarファイルは自動解凍しません。
・CMD
コンテナ実行時にコンテナ内で自動実行するコマンドを指定します。
コマンド実行時に引数が渡されていない場合デフォルトで実行するコマンドでコマンド実行時に上書き可能です。
・ENTRYPOINT
コンテナ実行時にコンテナ内で自動実行するコマンドの指定
コマンド実行時に必ず実行すします。
・ENV
環境変数を指定します。
・EXPOSE
外部に公開するポートを指定します。
・LABEL
ラベルを指定します。
・USER
実行ユーザー名を指定します
・VOLUME
外部からマウント可能なボリュームを指定し、データの永続化が可能となります。
・WORKDIR
Dockerfile内でコマンドを実行する際の作業ディレクトリを指定するときに使用します。
・ONBUILD
次のビルドの最後に実行されるコマンドを指定することができます。
