こんにちは。かじです。
今回はエンジニアがブログを運営するメリットについて書いていきたいと思います。
ひょんなことから、僕がブログを始めて数年、数々の閉鎖を経て、本ブログをサーバから建て、開設して1年程が経過しました。
最初はブログで稼いでやるぜなんて鼻息荒く始めたんですけど、いくつかの挫折を経て、収益化は難しいなと考えてます。
それでも、月々使用料が発生している程度には、メリットを得られていると感じています。そんな感じているメリットを書いていけたらと思います。
ブログはそもそも無料でできる
そもそもですが、日本国内でエンジニア向けのブログサイトであればQiitaやZenn、エンジニア向けでなくても、はてなブログやNote、ライブドアブログ、アメーバブログが挙げられ、ほとんどは無料で利用できます。
しかし、WordPressなどのCMSでブログを構築、運営をするとなると、流石にオンプレサーバーとは言いませんが、レンタルサーバーを借りるかクラウドで構築しなければいけません。ドメインも自分で用意する必要があり、運営そのものにお金がかかります。ブログで稼げれば苦労もないのですが、世の中そんなにうまくいきません。実際僕も運営しているブログの収益化はほとんどできてませんし、ブログの収益化なんて上位数%というのが実情です。
それでも、僕はエンジニアこそ、ブログを自分で構築運営すべきだと考えています。
ブログを自分で構築運営すべき理由
そこまで僕が言う理由は、個人で自由に使えるインフラであり、簡単に構築運営、集客できるサービスであるからです。
自分で自由に使えるインフラである
一番は、自分で自由に使用することができるインフラであるということです。大抵の開発現場ですと、既にサーバーが用意されていて、新規でサーバーを建てるにしても経験のあるエンジニアが立てて、なかなか、自分で構築する経験は得られません。
それなら、自分でやってしまえばいいだけです。自分でサーバーを立てて、ドメインを購入して、ネームサーバーを登録して、SSL設定をして。その他にもGoogle AnalyticsとかKDIMの設定をしたり、広告掲載のための設定をしたり。WEB系のインフラの基本を学ぶことができます。
めちゃめちゃ攻撃はされる
自分でインフラを構築すると不安なのが、攻撃をされてしまうのではないかということです。
ブログを運営しているとめちゃめちゃ攻撃されます。スパムメールはめちゃめちゃ届きますし、ログインを突破しようとめちゃめちゃ試行してきます。いや2.6万って。
まあ、それも含めてインフラの勉強です。意外と調べてみると簡単に防ぐ方法や、AWSサービスで対応できるものがあったりします。
AWSのアカウントを盗まれるみたいなパターンはおいておいて、最悪、乗っ取られたとしても、気付いた時点でサーバーを落とせば問題はありません。まあ、ブログサーバー上にアカウント含めて、流出して困る情報なんてブログサーバーで普通は管理しないと思います。そういう管理をしている場合は、情報リテラシーに問題がありますので気を付けた方がいいです。
本来企業で保有しているサーバーであれば、なかなかできない経験を自分でブログを運営するだけで、得ることができる訳です。
簡単に構築、運営、集客のできるサービス
企業の採用応募のプログラミングのポートフォリオでWordPressを持ってきたら、イマイチな印象ですが、自分でサービスを構築、運営、集客できる経験は多くできません。もちろんフルスクラッチでサービスを開発して運営するというのもありですが、人がそもそも集まらなかったりモチベーションが続かなかったりします。
それならWordPressみたいなオープンソースで簡単にブログサイトを構築してしまえばいいのです。ものの数時間で公開までできるという点でハードルは低いです。
よほどニッチ出なければ、勝手に検索から流入もありますし、気まぐれで記事を書けばいいのです。
プログラミングをしたい、アレンジをしたいのなら、自分でコードを書いてもいいのです。テーマファイルを書き換えたって、プラグインを自作したっていいのです。
そうやって自分本位にできるのが、個人でブログを運営するメリットです。
その他のメリット1-WordPressは仕事に繋がる
他にも個人で構築したブログは、スキル獲得になり、仕事にも繋がると考えています。
意外とWordPressは仕事に繋がります。エンジニアでない人でも触れるように作られているので、ついついWordPressをなめがちですが、やはり世界のサイトの1/3はWordPressというように本業副業問わず、WordPressの案件は多いように感じます。
インフラ構築から、テーマ開発までを担えるようになれば、単純に仕事の幅も広がります。
その他のメリット2-アウトプットが理解につながる-
これは、ブログを構築することに限った話ではないですが、何かをブログでアウトプットしようとすると、その題材への理解につながります。分かりやすい説明をするためには、やはり上辺だけの理解だけではなく、噛み砕いて説明できるような知識が必要になりますので、より深く理解することができます。
また、少し違った話ですが、ブログを書こうと決めると、アウトプットすることを前提でインプットするので普段の過ごし方の意識も少し変わったななんて思ったりもしますし、普段から文章を書く習慣がついて、文章を書くことに慣れも出てきます。
その他のメリット3-そもそもブログを書くのが楽しい-
まあ、メリットかということもありますが、僕はそもそもブログを書くことは楽しく、好きです。
楽しいと感じる点はいろいろとありますが、下記の点から自分のサイトが成長しているような感じすることかなと思います。
・自分の知識のアーカイブのような形になる
・記事の数で自分の積み重ねを測ることができる
・PV数が増えていく
個人的にはポケモンを育てたり、パワプロで優秀な選手を育てたりしている感覚に近くて楽しいかなと思います。
ブログはオワコンなのか
こんなブログのことを語っていると、どこからかブログなんてオワコンだとか、発信なら今はYouTubeかSNSの時代だとか、といった声が聞こえてきそうです。
まあ、確かにそれも一理あるかもしれません。でも、僕はブログがオワコンかと言われると、決してそうは思いません。多くの人にリーチするという点で、YouTube、SNSは軍配が上がります。でも、ブログにはブログの良さがあります。
それでも、未だに僕は何か調べることがあると検索をします(最近の若い子はInstagramやTikTokで調べたりするらしいですが)。企業や行政、ニュースのような一次情報に近い発信を除くと、発信者はまちまちですが、ブログに行き当たることが多いです。仕事中に技術的に分からないことがあれば大体技術ブログに行き当たります。
また、エンジニアとしてレベルアップしたいのであれば、SNSやYouTubeはスキルのミスマッチ感はあるように思います。どちらも発信方法として有用ではあると思いますが、YouTubeは編集作業に大変時間がかかります。そのスキルを生業としている人がいる以上、個人で片手間でやるのは、あまり効率がいいようには思いません。SNSも同様です。SNS自体は発信方法に制限が多いため、その制限が楽しみの一つである一方、インプット内容の共有にはあまり、向かないかなと感じます。
YouTubeは編集に、費用をかけることができれば全然ありかもしれませんが、それこそブログの運用とは比べ物にならないくらい、費用が掛かると思います。
そんなこんなで、ブログはまだまだオワコンじゃない、というかエンジニアがブログを選ぶべき理由と考えています。
終わりに
という訳で、エンジニアがブログを書く理由ということについて書いてみました。参考になりましたら幸いです。
最後まで精読いただきありがとうございました。