2025.8.30
僕がAWS未経験からSAP合格までに読んだ書籍5冊

今回は僕がAWS未経験からAWS Solutions Architect Professionalを取得するまでに使用した参考書を紹介する。
当時どんな状況で読んだかなんかを思い出しながら紹介するので、今のご自身の状況と照らし合わせながら、本を手にとってもらえたらと思う。
因みにSAP取得時点の僕の経験は、こんな感じ。
・エンジニア歴3.5年
・AWS歴3年
・他のAWS資格なし
1.まずは手を動かす
AWSを学ぶ上で何よりも重要なことは手を動かすこと。まずは、実際にサーバーを構築してインターネットに公開する。
という訳で、一冊目は「AWSではじめるインフラ構築入門 第2版 安全で堅牢な本番環境のつくり方(中垣 健志 翔泳社)」。
本書ではVPC、EC2、RDS、S3、Route53、SESといった基本的なサービスを使用してサーバーを構築する一冊となる。「クラウドとは?」から各サービスの説明まで記載されているので、AWS未経験でもAWS上にインフラを構築することができる。
2.各サービスを知る
次に大切なこととしてはAWSの様々なサービスを知ること。というわけで2冊目は「AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター(平山 毅/岡 智也/池田 大/原 江梨佳/澤田 拓也/原 俊太郎 リックテレコム)」。
IAM、SQS、Lambda、APIゲートウェイ、DynamoDB、RedshiftなどAWSには多種多様なサービスがあり、それぞれに特性がある。その各サービスの概要を抑えることのできる一冊。
いきなりSAPの学習をしようと考えた僕は基本知識の不足により無事躓いた。
そんなこんなで補助教材として購入したのがこの一冊。各サービスを丁寧に解説してくれるので、辞書的な使い方もできる。

AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター
著者: 平山 毅/岡 智也/池田 大/原 江梨佳/澤田 拓也/原 俊太郎
出版社: リックテレコム
3.テスト対策をする
上述の書籍を読了したあたりで、SAP行けるかもという気がしてきた。そこで本格的に読みはマジメタSAP参考書の「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト) (山下光洋 SBクリエイティブ)」。
試験範囲を網羅的に解説してくれているので試験範囲を知りたい需要に応えてくれた一冊。
「ユーザーにはAという要求があるので、アーキテクチャや運用でどのように解決するか」という形式の問題なのでそれぞれの要求に対してのソリューションを理解するのがコツ。
4.テスト対策だけでなく実践的な視点
試験向け参考書はどうしても試験向けになってしまう。実際にはどうやって使うの?みたいな実践的な示唆が欲しいと思い、手にとった一冊が、「AWS設計スキルアップガイド──サービスの選定から、システム構成、運用・移行の設計まで(株式会社BFT/佐野 夕弥/相馬 昌泰/富岡 秀明/中野 祐輔/山口 杏奈 技術評論社)」。
内容は試験範囲と部分的に被ってる一方、実践的な視点で書いてくれているので、スラスラと読みすすめることができる。
5.おまけ-たまたま手に取った一冊
でかけた際に時間ができたのでふと本屋にて立ち寄り時間をつぶすために買った一冊が「AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解) (川畑光平/菊地貴彰/真中俊輝 SBクリエイティブ)」。
あまり意図的に買った訳ではないし、どうせサービスが羅列されてるだけだろうとあまりきたいせず購入したが、これが読んでみると期待値をはるかに上回った。
何が良かったかというと、サービスの解説が詳しく分かりやすい。LambdaはDockerコンテナ上で動いている。DynamoDBは分散型のDBであるため、一元的に検索、結合するような操作が難しい。S3のオブジェクトストレージとは。分かった気になっていたAWSのサービスをより根本的に解説してくれており、試験に直接役に立ったかは不明だが、AWSへの理解には大いに役に立った一冊。
おわりに
今回はAWS SAPまでに読んだ書籍を紹介させてもらったが、身にしみて痛感したこととしては、実際に使ってみること、より根本的に理解することが大切だということ。
座学だけでは埋められない理解があり、一冊試験用の参考書を読んだところで根本的に理解していなければそれは使える知識にならない。資格を取得した先の実務を意識して学習できるとより身に付く学習になると思う。