2023.6.17
スキルとしてのプログラミング学習はいかにコストをかけないかが大切である
いきなりですが、プログラミングを身につけて就職したいのであれば、お金をかけないで勉強することが大切だと僕は思います。
初学者の方であれば就職するまでにざっくり3万円、それ以上かけて学ぶのであれば、プログラミングに向いていないのかなと思ってしまいます。

僕は就職支援を受けていた時にこれも挑戦しました、あれも挑戦しました、と履歴書に書いていました。そこで、支援員の方に言われたのが、「私は、すごいと思うけど、これってお金を払えばできるよねってツッコミが来るかもしれないね」
その時、今まで自分は何かを成し遂げたつもりでいたけど、意外とそういう視点もあるもんなんだなと気付かされました。お金を払えば達成できることというのは見方を変えると誰でもできるということになりうるのです。
プログラミングの情報は分かりづらい公式ドキュメントから親切に紹介してくれているYouTube動画まで含めると、ほぼ無料で手に入れることができます。逆に言えば、高い金額をかけてスキルを獲得すると言うのは当たり前であり、場合によってはディスアドバンテージになってしまうこともありえるのです。体系的に学びたいのであれば、月額数百円のサービスや3000円程度の書籍を購入すれば学ぶことができます。プログラミングスキル自体は、独学で可能なスキルです。プログラミングというハードスキルよりも大切なのは、散らばっているそれぞれの情報を集めて処理する能力であります。
その点から、キャリアチェンジのために、プログラミングを学ぶことは良いことだと思いますが、お金を払ってそのスキルを獲得するというのは、正直安直な考えではないかなという印象を受けてしまいます。
向いているか向いていないか分からないものに対して、いきなり大金を払ってしまうことによって、感情的に後に引き返せなくなることも考えられます。それならば、いきなり大金を払って学ぶより、少額の投資からやっていくのが戦略として正しいと僕は考えています。
プログラミングを教えてもらうにしても、無料で教えてもらう方法はあって、条件付きではありますが、職業訓練校に通うとほぼ無料で教えてもらうことができます(お金をもらいながら通うこともできる場合もあるらしいです)。
繰り返しになりますが、スキルとしてのプログラミングというのは仕事では作業に分類され、設計された通りにプログラミングするという作業は重要でない場合が多いです。設計や技術選定という作業は、情報を処理する能力が必要になり、これは、本を読んだりインターネットの情報などを調査し、繋ぎ合わせて答えを出したりする業務になります。
プログラミングスキルの獲得に数十万かけて、3000円程度の書籍を読んだりインターネットで教材を探して、学習することを放棄するのであれば、プログラミングを使用して就職することは諦めた方が賢明かもしれません。
~画像出展元~